こんにちは、福岡ひとみです。
先日、スカイビルにある、「絹谷幸二美術館」へ行ってきました。
力強い作風で、とくに富士と桜の絵が印象的でした!
フレスコ(壁画技法)の説明を初めて聞きましたが、ニカワを塗ってうすーくはがせて巻いて移送してきたそうで…すごい技術ですね。
さて、今日は『想像力』そして『創造力』について。
わたしはデザイナーのブルーノ・ムナーリが好きなんですが、特にこの『ファンタジア』という本が大好きです。
これは、ブルーノ・ムナーリが、想像力・創造力…etc…を発揮して新しいものを創り出す技術を、論理的に説明し利用できるようにと考えられた本です。
読んでも読んでも得るものがあるのですが、「うーん、深い〜」とかで終わっていないで、どうすればこの力を現実で役に立てることができるのか?を、考えてみました!
なぜこれをやると良いのか?
それは、みんな、すべてのひとが、クリエイターだから。
ここには「どうすればクリエイティブな人間になれるのか」の説明がかかれているのです。
わたしはクリエイティブな人間ではないから…すごいですね!と言われることが多いのですが、そんなことなくって、誰でも、人間である以上クリエイターだと、わたしは思っています。
ただ、どのようにして発揮していくかを知れば良いだけかと。そのことが、ここに書かれています(●っゝω・)っ
目次です★
「ファンタジア」&「創造力」&「想像力」って何か?
とりあえず、「ファンタジア」&「創造力」&「想像力」って何か?ということから。ムナーリは、このように定義しています。
ファンタジアとは:
ファンタジアは、これまでに存在しないものすべて。実現不可能でもいい。
気まぐれなもの、不可思議なもの、変なもの。
何より自由な能力。どんなことでも自由に考えていい。
創造力(クリエイティビティ)とは:
これまでに存在しないものすべて。ただし実現可能なもの。
つまり、創造力とは創り出すものである、と。
想像力(イマジネーション)とは:
ファンタジア・発明・創造力は考えるもの。想像力は見るもの。
視覚化の手段。考え出されたことを、目に見えるようにする手段。
つまり、イメージする力である、と。
こんな感じですね。こんな違いがあるんですね。実際にはこれらが複雑に同時に発揮されているということです。
ちなみに、「発明」について。
発明(インベンション)とは:
これまでに存在しないものすべて。実用的なもの。何かの役に立つもの。
そして、
ファンタジア、発明、創造力がこれまで存在しなかった何かを生み出すのに対し、「想像力」はすでに存在していても今この瞬間にここにないものをイメージする力である。
これはデザイナーだけじゃなく、誰でもできることだし、実はやっていることなんですよね。
わたしも、「ならほるもん」というフリーペーパーで、今までになかった視点のものを作りたい!とおもい、つくってきました。
どうすればクリエイティブな人間になれるのか?
いままでのような定義をしたうえで、ムナーリは、こう言っています。
「知っているものの関係性の組み合わせでクリエイティブ(創造)が決まる」
たとえば、ガラスとゴム(どちらも知っている)の関係性を築くことができるか?と考えるとき、どんなふうに連想していくか?
しなやかなガラス、スケルトンのゴム… 現実にはゴムのように伸び縮みするガラスはないだろうから、これがファンタジア。
これを受けて想像力が発揮する。わたしにはだんだんしなやかなガラスが見えてくる…引っ張ったらどうなるか?
想像力はイメージし、視ようとしはじめる。創造力は適切な使い方について考え、発明は製造するための化学式を考える。
…と、こんな感じで活用していくそうです。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
つまり、まず、関係性の組み合わせを作れるだけの知識、記憶したデータが必要。
そう考えると、様々な場所へ行って経験を増やし、勉強して知識を得ることは、創造力を発揮するために役立てることができる、ということですね。
むしろ、経験や知識をクリエイティブに活かさずして、どうするんだ!
ともいえるかと思います!!!
クリエイティブ(創造力)は、アート活動のためのものだけではない
誤解されやすいのは、クリエイティブというとセンスとかアートとか言われる方が多いのですが、そうではなく、誰にでも活用できる能力だし、実際、生活でも活用しているんですよね。
わたしが勉強している、「選択理論心理学」にも、創造性(クリエイティビティ) という言葉は出てきて、このように説明されています。
創造性とは、既に知っている整理された行動と求めているものが得られないときに、新たに生み出す再整理中のことである。
いまの現実が求めているものと違うとき、「何をしたらより良い状況になるか?」を考えて行動することこそ創造性であり、アイディアであると。
またそのとき最初に必要なのは、どんな状態がわたしにとって理想なのか?どうなりたいのか?を想像するイマジネーションであると思います。
そしてここでも、「創造性は脳に蓄積された情報の中からしか発揮されません」と断言されています。考えるちからには情報の組み合わせが必要だということですね。
まとめ。想像力と創造力を知って、実際につかっていこう♬
なんだか難しい内容だと感じられたかもしれませんが、これらをしっかり理解し実際に使っていけば、やくにたつ、たのしい、そんな豊かなものが手に入るかと思います。
あ、そして、この想像力と創造力は子どものためにこそ必要だと言われていて、決められた規則の中ではなく、自由にやれる環境の中にこそそれが育まれると言われていますよ。これからの世界にはやっぱり!大事なことですね
\(^▽^)/
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