こんにちは〜、奈良のグラフィックデザイナーの福岡ひとみです。
そろそろ梅雨明けでしょうか。今年も暑い夏が来るんですねえ…。
しかし、夏を楽しんでいきましょう★
さて今日は、よく聞くお悩みのひとつで、
「うちの会社の商品ってこ〜〜んなにいいのに、どうも伝わっていないんだよね〜」
というお話を解決する方法についてです。
この記事を読めば、
どうすれば自社の良さが伝わるか?
つまり、
「独自の価値をどう伝えるか?」がわかりますよ★
先日作成させていただいた、奈良県フォレスターアカデミーのオープンキャンパスのチラシを使って、「独自の価値の表現方法」を学びましょう。
目次です★
まずは状況把握!誰に配布するのか?相手のことを考えてみよう
こちらは、令和3年8月28日(土)に吉野で行われる「奈良県フォレスターアカデミー(以下NFA)」のオープンキャンパスのチラシです。
このチラシ作成のお話が来たときにまず考えたのは、
「オープンキャンパス」って書いてあっても、いまどき、なぜここを選ぶのか、伝わりにくいから「ふうん…」って感じてしまうよな。
ということです。
どこに配布するのかと聞くと、「おもに学校に配布し一部を様々な機関や一般に向けたい」ということでした。
学生さんってこの時期、たくさんのオープンキャンパスの情報をもらいますよね?
そんな中で、「うちに見学に来ませんか」って、なかなか響かないんじゃないかと思いました。
相手は、選びたい放題。モテモテです。
そんなとき、まず、興味をひくこと。それはグラフィックデザインの得意なところです。
まずは注目して欲しい。そして、「なぜここの学校を選ぶのか?」がわかるようにしないといけないよな。
と、このように考えるわけです。
あなたの商品の「他と違う価値」を見つけよう!
さて、では次に、「自社の良さの見つけ方」です。
みなさん、こんな図を見たことありますか?
これは「3C分析」といって、マーケティングで自社の良さを見つける方法のフレームワークのひとつです。
① Customer(市場・顧客)② Competitor(競合)③ Company(自社)の頭のCを取っています。
この使い方としましては、「自社商品が他と違ってどういいのか?」つまり、「他ではなく自社を選ぶ理由」を見つけるツールなんです。
「NFA」さんを例にして、3つのCの現状や特徴などを洗い出していきます。
①「顧客」にあたるのは、ざっくりターゲットとして進路を考える学生(高校生3年生)とします。
高校生って夏休み前にたくさんのオープンキャンパスの情報を得ますよね。
それで、彼らの持つ悩みとしては「どこに行こう?」「進路はどうしよう?」「興味のある仕事がまだわからない…」などが考えられます。
さらに、これからの世界的な課題として、人口減や自然保護に関することってとっても重要になってきています。
そして、そういうことに敏感で興味を持っている人がいる、ということがわかっています。
(方法を深堀りするときりがないので、今日はざっくりといきますね。)
②「競合」にあたるのは、他の大学、もっと絞ると他の林業大学。そこはどんな感じなのか?把握します。
把握の方法は、どんなオープンキャンパスの告知の方法をしているか?どんなチラシを作っているか?などを調べるとか、そういうことです。
そして競合の良いところなどを把握します。
③最後に「自社」。あなたの商品のありとあらゆる特徴などを書き出していきます。
NFAさんの場合は、「日本では新しい「スイス式」のフォレスターという制度を取り入れた林業大学である」「歴史のある吉野林業の地に学校がある」
そしてなにより、「現在の日本の林業では将来の自然があぶない。それを解決できる人材を育成する、という使命を持っていて、それは他の学校では強く打ち出していない」というところだったんですね。
④最終的に、自社の特徴の中で、他の会社の商品が持っていないところなどを洗い出します。
上記のCompetitor(競合)ができていなくて、Company(自社)が持っていて、さらにCustomer(市場・顧客)が求めているところと一致する点が、あなたの独自の価値、ということです。
書いていると簡単に見えますが、ある程度のリサーチが必要なことと、デザイナーが作るとなると密に状況や特徴をヒアリングして理解している必要があります。
独自の価値を表現する方法を考えよう!さあ、デザインの腕の見せどころ。
最後に魅せ方を考えます。ここがデザイナーの腕の見せどころですね^O^
まず、さらにターゲットとなる学生さんについて深堀りしてみたところ、「森や自然に対して危機感を持っている意識が高い人」という層にピンポイントで届くようにしようということになりました。
なぜなら、「誰でもいいから来て欲しい」というほど林業が甘くなく、しっかりと意識を持って来てもらわないといけないからです。
なのですが、なかなか難しい…
そこで考えたのが、「漫画広告にしてしまおう」ということ。
文章で説明をあれこれ書かれていても読みづらいけれど、漫画という形式を取ることで、印象に残ります。それに、スイス人が出てきて「なんだこれは?」となるし、「山や自然に対する問題提議があるんだな」とひと目でわかってもらえるのです。
何より、まず漫画広告でオープンキャンパスというのは、あまりなさそうで、楽しそうです!
そういうような感じでNFAの良さをデザインでチラシに表現してみました。
(本当はもっとターゲットの絞り込みや魅せ方の理由がありますが、長くなるのでこのへんで。)
まとめ。伝わるチラシは相手想い
最近なぜ以前にもまして「差別化」「独自の価値」「ブランディング」という言葉がヒートアップしているのか?なんですが
もう世の中にサービスや商品が溢れかえっているんですよね。
そうしていくらでも、ネットで探せる。自分の価値観に合うものを世界中から選べる。
そんなとき、自社を選ぶメリットをちゃんと伝えられなければ、なかなか選ばれる存在になれないと思うんです。
つまり、相手を想って「うちを選んでいただく理由」を伝えること。
これってわたしは『優しさ』だと思います。
しっかりと、良さを伝える。
あなたを求めている人に、ここにいます!と伝える。
そうすれば「求め合っている人と出会える、相思相愛になれる♥」
そんな幸せが待っていると、思うんです!\(^▽^)/
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